外壁と屋根の色の組み合わせで失敗しない!色の選び方と配色例
塗装コラム
2024.12.02 (Mon) 更新
外壁と屋根の色の組み合わせは、家の印象を大きく左右する重要な要素です。
しかし、色の組み合わせは多種多様で、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
この記事では、外壁塗装で失敗しないための色の選び方と、具体的な配色例をご紹介します。
外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
外壁と屋根の色の組み合わせ方
外壁と屋根の色を組み合わせるには、いくつかの基本的な考え方があります。
ここでは、色の種類や塗り方によって生まれる印象、色相環を使った配色方法などを解説します。
1:色の種類と塗り方による印象
外壁と屋根の色を選ぶ際には、色の種類と塗り方によって生まれる印象を意識することが大切です。
・暖色系と寒色系
暖色系の色は、赤や黄色など、太陽の色を連想させる色です。
暖色系の色は、明るく活発な印象を与え、家に温かみを感じさせます。
一方、寒色系の色は、青や緑など、海や空の色を連想させる色です。
寒色系の色は、落ち着きや上品さを感じさせ、涼しげな印象を与えます。
・明度と彩度
明度は色の明るさを表し、彩度は色の鮮やかさを表します。
明度の高い色は明るく、彩度の高い色は鮮やかです。
外壁と屋根の色を組み合わせる際には、明度と彩度を意識することで、バランスの取れた配色を実現できます。
例えば、外壁を明るい色にする場合は、屋根を少し暗めの色にすることで、全体にまとまりのある印象になります。
2:色相環を使った配色方法
色相環は、色の関係性を視覚的に表したものです。
色相環を使うことで、色の組み合わせをより効果的に行うことができます。
・補色
補色とは、色相環上で180度反対側にある色の組み合わせです。
補色は互いに引き立て合い、鮮やかなコントラストを生み出します。
例えば、赤と緑、青とオレンジなどがあります。
補色を使った組み合わせは、住宅を目立たせたい場合に適しています。
・類似色
類似色とは、色相環上で隣り合う色の組み合わせです。
類似色は調和が取れて、落ち着いた印象を与えます。
例えば、黄色とオレンジ、青と緑などがあります。
類似色を使った組み合わせは、落ち着いた住宅にしたい場合に適しています。
・三色配色
三色配色とは、色相環上で120度ずつ離れた3色の組み合わせです。
三色配色は、バランスの取れた、洗練された印象を与えます。
例えば、赤、黄色、青などがあります。
三色配色を使った組み合わせは、個性的な住宅にしたい場合に適しています。
外壁屋根色の組み合わせ失敗しないための注意点
外壁塗装で失敗しやすい色の組み合わせや、色の劣化や汚れが目立ちやすい組み合わせなど、色の組み合わせ方によって生まれるデメリットを具体的に紹介します。
1:汚れが目立ちやすい組み合わせ
白や黒など、明るい色や暗い色は汚れが目立ちやすいです。
特に、白の外壁は汚れが目立ちやすく、メンテナンスの手間がかかります。
白の外壁を採用する場合は、汚れに強い素材や塗装を選ぶことをおすすめします。
2:劣化が目立ちやすい組み合わせ
赤や黄色など、彩度の高い色は劣化が目立ちやすいです。
特に、濃い色の場合は、色あせや変色が目立ちやすくなります。
濃い色の外壁を採用する場合は、耐久性の高い塗料を選ぶことをおすすめします。
3:バランスの悪い組み合わせ
外壁と屋根の色が、あまりにも対照的な場合は、バランスが悪く、落ち着かない印象を与えてしまう可能性があります。
色の組み合わせは、全体的なバランスを考慮することが大切です。
例えば、外壁を明るい色にする場合は、屋根を少し暗めの色にするなど、バランスの取れた配色を意識しましょう。
4:個性的な組み合わせ
外壁と屋根の色を組み合わせる際には、個性を出すことも大切ですが、周囲の環境や建物の構造も考慮することが大切です。
周りの家と全く違う色を選んでしまうと、浮いて見えてしまい、周囲から違和感を持たれてしまう可能性があります。
個性を出すにしても、周囲との調和を意識することが大切です。
まとめ
外壁と屋根の色の組み合わせは、家の印象を大きく左右する重要な要素です。
この記事では、外壁塗装で失敗しないための色の選び方と、具体的な配色例を紹介しました。
色の種類や塗り方によって生まれる印象、色相環を使った配色方法、汚れや劣化が目立ちやすい組み合わせなどを理解することで、自信を持って外壁塗装の色を選ぶことができるでしょう。
外壁塗装を検討している方は、この記事を参考にして、理想の家の色を実現してください。