おかちゃんペイントの代表ブログです 代表ブログ 明石市・神戸市近郊の外壁塗装・屋根工事専門店 おかちゃんペイント

HOME > 代表ブログ > 塗装コラム > 石綿入り外壁塗装で失敗しないための基礎知識を解説!

石綿入り外壁塗装で失敗しないための基礎知識を解説!

塗装コラム 2024.09.02 (Mon) 更新

古い住宅の外壁、特に築年数の長い家では、外壁材にアスベスト(石綿)が含まれている可能性があります。
アスベストは、かつて建材として広く使用されていましたが、健康被害のリスクがあるため、現在は使用が禁止されています。
そのため、アスベストを含む外壁の塗装は、安全に施工する必要があります。
今回は、石綿入りの外壁塗装に関する情報を解説します。

石綿入りの外壁塗装 安全な施工と費用について

アスベストとは何か?その危険性と現状

アスベストとは、天然の鉱物繊維で、耐熱性や耐久性に優れるため、かつては建材として広く使用されていました。
しかし、アスベストの繊維を吸い込むと、石綿肺、肺がん、悪性中皮腫などの深刻な健康被害を引き起こすことが判明し、2006年には使用が全面的に禁止されました。

現在、住宅の外壁に使用されているアスベストは、通常の状態では飛散するリスクは低いとされていますが、劣化や破損によって飛散する可能性があるため注意が必要です。
アスベスト含有の可能性が高い外壁材は、窯業系サイディング、金属系サイディング、スレート板などです。
築年数が古い住宅では、これらの建材が使用されている可能性が高いので、注意が必要です。

石綿入りの外壁塗装 安全に施工するには?

アスベストを含む外壁を塗装する際には、アスベストの飛散を防ぐことが重要です。
塗装作業自体は、アスベストを飛散させるような作業ではないため、特別な措置は不要とされていますが、高圧洗浄など、外壁を傷つける可能性のある作業を行う場合は、アスベストの専門知識を持つ業者に依頼することをおすすめします。

塗装前に、建材の劣化状況を丁寧に確認し、必要に応じて補修を行うことも重要です。
また、塗装後の適切なメンテナンスも、アスベストの飛散防止に役立ちます。

石綿入りの外壁塗装にかかる費用

外壁塗装の費用は、使用する塗料の種類、塗装面積、建物の構造などによって大きく異なります。
一般的に、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料などさまざまな塗料があり、それぞれ耐久性や価格が異なります。

アスベスト含有外壁の塗装の場合、特別な作業が必要になることは少ないですが、事前調査や、劣化が激しい場合は補修費用などが追加される場合があります。
自治体によっては、アスベスト関連の改修工事に対する補助金制度がある場合もありますので、確認してみることをおすすめします。

外壁のアスベスト含有調査方法

自分でできる簡易調査

建物の設計図書や仕様書を確認し、使用されている建材の種類や製造年を確認します。
国土交通省や経済産業省が運営する「石綿(アスベスト)含有建材データベース」を利用して、建材名やメーカー名、型番からアスベストの含有有無を調べることができます。

また、建物の築年数からアスベストが含まれている可能性を推測することもできます。
2006年以前に建てられた建物では、アスベストが含まれている可能性が高いです。

しかし、これらの方法はあくまで簡易的な調査であり、正確な判断をするためには専門業者への依頼が必要となります。

専門業者への依頼方法 費用と注意点

より正確なアスベスト含有調査を行うためには、専門業者に依頼する必要があります。
専門業者は、建材のサンプルを採取し、分析することでアスベストの含有有無や濃度を特定します。
費用は、調査面積や建物の構造などによって異なりますが、数万円から十数万円程度が相場です。
業者を選ぶ際には、資格や経験、実績などを確認することが重要です。

また、調査結果に基づいて、適切なメンテナンス方法を提案してくれる業者を選ぶことも重要です。

まとめ

今回は、石綿入りの外壁塗装について、安全な施工方法、費用、業者選び、調査方法、そして健康リスクなどを解説しました。
アスベスト含有外壁の塗装は、適切な知識と技術を持った業者に依頼することが重要です。
まずは、建物の設計図書を確認したり、簡易的な調査を行うことで、アスベスト含有の可能性を調べ、必要に応じて専門業者に調査を依頼しましょう。
早めのメンテナンスが、費用を抑え、安全な生活を守る上で重要となります。

外壁の劣化状況を確認し、適切なメンテナンス方法を選択することで、安心して暮らせる住まいを維持しましょう。