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外壁の胴差しとは?構造材としての役割と種類、選び方

塗装コラム 2024.08.29 (Thu) 更新
木造住宅を建てる際に、構造材の種類や役割について詳しく知りたいと思っていませんか。
特に、胴差しという構造材について、具体的な役割や種類、選び方などを知りたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、木造住宅の構造材である「胴差し」について、その役割、種類、選び方を解説します。
 

□胴差しとは何か?

 
胴差しは、木造軸組工法における重要な構造材の一つで、1階と2階の間にある水平部材のことです。
2階の床や外壁を支え、耐震性を向上させる役割を担っています。
 
1:2階の床を支える
 
胴差しは、2階の床を支える梁を支える役割を担っています。
2階の床は、梁によって支えられていますが、梁は胴差しによって支えられています。
そのため、胴差しがなければ、2階の床は支えられないので、とても重要な部材です。
 
2:外壁を支える
 
胴差しは、外壁を支える役割も担っています。
外壁は、胴差しに固定されているため、胴差しがなければ、外壁は支えられないのでやはり重要な部材と言えます。
 
3:耐震性を向上させる
 
胴差しは、建物全体の耐震性を向上させる役割も担っています。
胴差しは、筋交いなどの耐力壁と連携して働くことで、地震の力を分散させることができます。
そのため、胴差が本来の役目を果たす取り付け方をされていなかったり劣化していたりすると、地震の際に建物が倒壊するリスクが高くなります。
 

□胴差しの種類と選び方

 
胴差しの種類は、設置場所や形状によって様々な種類があり、それぞれの用途に最適な種類を選ぶことが重要となります。
 
1:種類による分類
 
胴差しは、設置場所や形状によって様々な種類があります。代表的な胴差しの種類とその特徴を以下にまとめます。
 
・通り胴差し:1階と2階の柱の間にはめ込まれる胴差し
・段差胴差し:階段部分のみにはめ込まれる胴差し
・腰胴差し:垂壁や出窓の頭部にはめ込まれる胴差し
・付け胴差し:梁成を調節するために梁受けの支えとして取り付ける胴差し
・妻胴差し:妻面部分に取付される胴差し
 
2:形状による分類
 
胴差しは、形状によっても分類できます。代表的な形状による分類を以下にまとめます。
 
・片側面取り胴差し:胴差しの片側に柱が取り付けられる
・両側面取り胴差し:胴差しの両側に柱が取り付けられる
 
3:胴差しと管柱の関係
 
胴差しは、1階と2階の間にある水平部材で、1階の管柱と2階の管柱の間にあります。
管柱とは、その階のみに存在する柱のことで、2階の管柱は力を胴差しに伝える。1階の管柱は、胴差しに掛かった力を土台に伝えることになるため、胴差しは建物外周部分の床梁材とも言えます。
 
胴差しは、管柱の力を受けるため、大きな物になるか、2丁重ねで使われることがあります。
管材とはほぞ差しにした上で、金物で補強され、間柱も取り付けられていきます。民家では、刺し鴨居形式として用いられることもあります。
 

□まとめ

 
この記事では、木造住宅の構造材である「胴差し」について、その役割、種類、選び方を解説しました。
胴差しは、2階の床や外壁を支え、耐震性を向上させる重要な構造材です。
胴差しの種類は、設置場所や形状によって様々な種類があります。
それぞれの用途に最適な種類を選ぶことが重要となります。この記事を参考にして、安心して家づくりを進めてください。