おかちゃんペイントの代表ブログです 代表ブログ 明石市の外壁塗装・屋根工事専門店 おかちゃんペイント

HOME > 代表ブログ > 塗装コラム > ハット目地とは?サイディングの目地を美しく、そして長く保つための秘密

ハット目地とは?サイディングの目地を美しく、そして長く保つための秘密

塗装コラム 2024.07.29 (Mon) 更新

マイホームを建てたばかりの、またはこれから建てる予定のある皆様。
家の構造やメンテナンスについて、もっと詳しく知りたいと思っていませんか。

家の外壁の目地は、見た目の美しさだけでなく、建物の耐久性にも大きく影響します。
「目地」という言葉は聞き覚えがあっても、具体的な役割や種類までは知らないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、外壁の目地に用いられる「ハット目地」について解説します。
ハット目地とは何か、その役割やメリット、そして美しい状態を保つためのメンテナンス方法まで、わかりやすくご紹介します。

 

 

□ハット目地とは?

そもそも目地とは、建材同士の隙間や繋ぎ目のことで、外壁ではサイディングボードの継ぎ目を指します。
サイディングの外壁材を美しく、そして長く保つためには、目地の施工が非常に重要です。
というのも、外壁材は温度や湿度により収縮したり、反ってしまったりする可能性があります。
また、地震の震動によって材料同士が衝突してひび割れが起こることもあります。

そのため、目地には切り込みを入れたり、幅を広めに取ったりして材料同士の干渉を避けることがポイントになります。
中でも、ハットジョイナーと呼ばれる目地材を使用した目地をハット目地と言います。

この目地に用いられる金具のハットジョイナーは、その断面が山高帽やシルクハットのような形をしていることから、ハットジョイナーと呼ばれています。

*ハットジョイナーの役割

ハットジョイナーは、サイディングボードの目地に埋め込まれ、以下の役割を担っています。

1:目地幅を一定に保つ
ハットジョイナーは、目地幅を一定に保つための定規のような役割を果たします。
これにより、美しい見た目を実現すると同時に、サイディングボードの伸縮によるひび割れや隙間を防止する効果もあります。

2:耐火性を向上させる
ハットジョイナーは、金属製であるため、火災時に燃え広がるのを防ぐ効果もあります。
サイディングボードは燃えやすい素材で作られているため、ハットジョイナーは耐火構造の向上に役立ちます。

3:防水性を高める
ハットジョイナーは、シーリング材(コーキング材)をより効果的に密着させる役割も担っています。
シーリング材は、雨風や紫外線にさらされることで劣化し、ひび割れや剥がれが生じやすくなります。
ハットジョイナーは、シーリング材の下に設置されることで、シーリング材の劣化を遅らせ、雨水の侵入を防ぐ効果があります。

□ハット目地施工の流れ

1: ジョイナー施工準備
ジョイナーを施工する前に、縦地のボード材同士の目地を通常よりやや大きめに取ります。
目地の大きさは、ハットジョイナーをしっかりと挿入できる程度に確保します。

2: ハットジョイナーの挿入
次に、水平方向に設けた大きめの目地にハットジョイナーを挿入します。
材料同士、特に材料や仕上げが異なる場合は「縁を切る」施工が必要不可欠です。

ジョイナーを埋め込む際は、ジョイナーの裏に糊付けをして貼り付けます。
糊付けの際は、厚みが出ないように、なおかつしっかりと粘着できるよう、慎重に施工します。
糊に厚みが出ると、仕上げのパテ処理の際に平らにするのが難しくなり、調整に時間がかかってしまいます。
調整作業は後になるほど大変なので、最初の施工が肝心です。

 

 

□まとめ

ハット目地とは、ハットジョイナーと呼ばれる目地材を使用した目地です。
そもそも目地とは、建材同士の隙間や繋ぎ目のことで、材料同士の干渉を避け長持ちさせる目的があります。
ハットジョイナーは、サイディングボードの目地材として、美観、耐久性、安全性、メンテナンス性の向上に大きく貢献します。
ハットジョイナーを採用することで、より美しく、そして長く住み続けられる家を実現することができます。

家の外壁の目地について、疑問や不安がある方は、ぜひ当社のような専門業者にご相談ください。
適切なアドバイスを受けることで、理想の住まいを実現できるでしょう。