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外壁塗装で使われる微弾性フィラーとは?メリットをご紹介

塗装コラム 2024.07.03 (Wed) 更新

家の外壁の耐久性を高め、長期にわたるメンテナンス費用を抑えたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。

外壁のひび割れは、見た目の悪さだけでなく、雨漏りや建物の劣化につながる深刻な問題です。

そこで注目したいのが、微弾性フィラーです。

微弾性フィラーは、外壁のひび割れを防ぎ、防水性を高める効果があり、家の寿命を長く保つために役立ちます。

この記事では、微弾性フィラーの利点、適用方法、およびそれがどのように家の外壁を長持ちさせるかを詳しく解説します。

□微弾性フィラーの基本とその機能

微弾性フィラーは、主にモルタル外壁に使われ、ヘアークラック程度なら刷り込むことで塞ぐこともできる下塗り材の一種です。

シーラーとフィラーの機能を兼ね備えており、外壁に塗布することで、ひび割れの発生を抑制し、防水性を高めます。

微弾性フィラーは、塗膜に伸縮性を持たせることで、外壁の動きに追従し、ひび割れが拡大するのを防ぎます。

1: 微弾性フィラーの仕組み

微弾性フィラーは、ゴムや樹脂などの弾性成分を配合することで、塗膜に柔軟性を持たせています。

外壁は、気温の変化や建物の構造によるわずかな動きによって、伸縮を繰り返します。

微弾性フィラーは、この伸縮に追従することで、ひび割れが発生するのを防ぎます。

2: 微弾性フィラーの機能

微弾性フィラーは、シーラーとフィラーの2つの機能を持っています。

・ シーラー

下塗り材として塗布することで、下地を覆い、上塗り材が下地に吸い込まれるのを防ぎます。

これにより、上塗り材のムラを防ぎ、美しい仕上がりを実現できます。

・ フィラー

下塗り材として塗布することで、外壁の凹凸やひび割れを埋めます。
これにより、外壁の表面を平滑にし、防水性を高めます。

□微弾性フィラーのメリット

微弾性フィラーを使用することで、以下のメリットが期待できます。

1: ひび割れに強い

微弾性フィラーは、外壁の動きに追従するため、ひび割れが発生しにくいです。

従来の塗料では、外壁の伸縮によってひび割れが発生しやすく、そこから雨水が浸入して建物の劣化につながることもありました。

しかし、微弾性フィラーを使用することで、ひび割れを抑制し、建物の寿命を長く保てます。

2: 防水性が高い

微弾性フィラーは、塗膜が厚く、密着性が高いため、雨水が浸入しにくいです。

外壁に雨水が浸入すると、内部の構造材が腐食したり、カビが発生したりする原因となります。

微弾性フィラーは、これらの問題を防ぎ、建物の耐久性を高めます。

3: 塗装工程の短縮

微弾性フィラーは、シーラーとフィラーの機能を兼ね備えているため、従来の下塗り工程を省略できます。

これにより、塗装工程全体を短縮し、工期短縮につながります。

□まとめ

微弾性フィラーは、外壁のひび割れを防ぎ、防水性を高める効果のある塗料です。

その高い機能性により、建物の耐久性を向上させ、メンテナンスコストの削減にも繋がります。

自宅の資産価値を維持し、長く快適に暮らしたいと考えている方は、ぜひ微弾性フィラーの使用を検討してみてください。