外壁のクラックが生じることによるリスクは?塗装メンテナンスについても解説
塗装コラム
2024.06.10 (Mon) 更新
日々の建物メンテナンスにおいて、外壁のクラックは見過ごせない問題です。
この記事では、クラックが建物に与える影響と塗装メンテナンス方法について、専門的な視点から解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
□外壁のクラックとは?後に生じるリスクも紹介
クラック、すなわち外壁のひび割れは、建物の寿命を縮め、見た目の美観を損ねる原因となります。
ここではクラックの種類とそれに伴うリスクを詳しく見ていきましょう。
*クラックの種類
クラックには大きく分けて、「ヘアークラック」と「構造クラック」があります。
ヘアークラックは塗膜に生じる非常に細かいひび割れで、多くの場合、建物の構造には影響しません。
しかし、構造クラックは、モルタルやサイディングボードなどの外壁材自体が割れている状態であり、すぐに対応を要します。
*クラックによるリスク
1:雨漏り
クラックから雨水が浸入し、最終的には内部へと漏れることで家全体の躯体劣化を招きます。
2:耐久性の低下
クラックを放置することで外壁の材質がさらに劣化し、建物全体の耐震性や耐久性が低下します。
3:カビやシロアリの発生
湿度が高い状態が続くと、カビやシロアリが発生しやすくなり、健康を害することもあります。
□クラックの塗装メンテナンス
建物を長持ちさせるためには、クラックの適切なメンテナンスが必須です。
ここでは、特にヘアークラックへの効果的な対策方法である塗装について解説します。
1:ヘアークラックへの対処
初期段階のヘアークラックは、弾性塗料を使用して塗り替えることで簡単に修復可能です。
この塗料は伸縮性があり、新たなひび割れを防ぎつつ、既存のクラックを覆います。
ヘアークラック程度であれば、塗装してしまえばクラックの存在さえ分からなくなるので、塗装しても問題ないのです。
2:予防策としての塗装
定期的な塗装は、クラックを未然に防ぐ最も効果的な方法です。
特に、耐候性に優れた塗料を選ぶことが重要です。
また、塗装前には外壁のクリーニングとプライマー処理を行うことで、塗料の密着を高め、長持ちさせられます。
ヘアークラックのうちに早急に対策することで、後にかかるコストの節約にもつながります。
□まとめ
この記事では、クラックの種類とそのリスク、対策方法である塗装について解説しました。
定期的な点検と適切なメンテナンスで、建物の美観と機能を保ちつつ、快適な住環境を維持できます。
外壁のメンテナンスの際は、お気軽に当社までお問い合わせください。