外壁塗装のひび割れを見逃さないように!原因と効果的な修復法をご紹介!
塗装コラム
2024.03.29 (Fri) 更新
外壁のひび割れ。
それは家の命を左右するサインかもしれません。
すべての建物に共通するこの問題 、ただの美観の問題ではありません。
原因を知り、適切な対策を講じることで、建物の耐久性を維持し、高額な修繕工事をしなければいけない可能性を低くします。
□外壁塗装のひび割れの5つの原因
外壁のひび割れには、さまざまな原因があります。
それぞれの原因を理解し、適切な対策を講じることが外壁を守る上で重要です。
1:乾燥クラック
乾燥クラックは、外壁の塗膜が原因で起こるひび割れです。
特にモルタルの外壁で見られ、塗料の乾燥過程で水分が蒸発し、壁材が収縮することで発生します。
対策としては、下塗りに微弾性フィラーを使用し、仕上げ塗りには弾性塗料を用いることで、ひび割れを防げます。
2:縁切れクラック
縁切れクラックは、塗膜に原因があり、塗装作業の中断によって発生することが多いひび割れです。
信頼できる会社に依頼し、塗装職人が注意深く作業を行うことで防げます。
補修時には、ひび割れが0.3ミリメートル未満の場合は、シーラーでの下塗り処理が有効です。
3:開口クラック
開口クラックは、地震などの外的要因によって窓枠周辺に発生します。
このタイプのひび割れは、補修方法が開口部の種類によって異なるため、専門会社に相談することが最適です。
4:ヘアークラック
ヘアークラックは、紫外線によって発生する細いひび割れです。
下地材を塗ることでひび割れを埋め、ポンプ式注入器でセメント接着剤を注ぎ込む補修方法が効果的です。
5:構造クラック
構造クラックは、建物の構造自体に問題がある場合に発生します。
内部の劣化が原因であり、U(V)カット等シーリング材を使った補填が効果的です。
このひび割れを発見した際には、早めの対処が必要とされます。
□放置すると危険!外壁ひび割れの潜在リスク
外壁のひび割れを放置することは、数多くのリスクを招きます。
ここでは、そのリスクを見ていきましょう。
1:雨漏り
ひび割れから雨水が侵入し、最終的には室内に雨漏りを引き起こす可能性があります。
これは、建物内部の損傷を招き、修復費用が高額になることも少なくありません。
2:建物耐久性の低下
ひび割れを放置すると、建物の劣化が進み、構造体が弱くなります。
これは、将来的に安全性に問題が生じる原因となります。
3:カビとシロアリの発生
湿気が原因でカビやシロアリが発生しやすくなります。
これらは建物の寿命を縮めるだけでなく、住んでいる人の健康にも悪影響を及ぼすので注意が必要です。
4:美観の低下
外壁のひび割れは、建物の見た目を損ね、古びた印象を与えます。
これは、不動産の価値を下げる要因にもなり得ます。
□まとめ
外壁のひび割れは、見た目の問題だけでなく、建物の安全性や耐久性にも大きく影響します。
原因を正しく理解し、適切な対策と修復方法を行うことが、長期的に自宅を守る鍵です。
自宅のメンテナンスに真剣な方が、この情報を活用して、より良い住まいづくりに役立てていただければ幸いです。