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外壁のチョーキング現象:原因と予防のための必須知識

塗装コラム 2024.02.10 (Sat) 更新

美観と機能性を重視する家主にとって、自宅の外壁メンテナンスは不可欠なものです。
特にチョーキング現象は、見栄えだけでなく建物の耐久性にも影響を及ぼす重要な問題です。

本記事では、チョーキング現象の原因とその対策、予防方法について解説し、適切なメンテナンスの知識を提供します。

□外壁チョーキングの原因を徹底解説

外壁のチョーキングは、塗料の劣化によって生じます。
この劣化は、太陽熱、紫外線、風雨などの外部要因によって引き起こされるのです。

・塗料の成分と劣化プロセス

外壁塗料に含まれる顔料はもともと粉末状で、シリコンやウレタンなどの合成樹脂や添加剤と混ぜられ、水やシンナーで薄められています。
長期間、太陽の熱や雨、風にさらされることで、これらの成分は徐々に分解され、特に「白色顔料(酸化チタン)」が粉として表面に現れるのがチョーキングです。

・特定の色の外壁で顕著になる理由

白色顔料が含まれるため、白や淡色の外壁でチョーキング現象は特に目立ちます。
しかし、濃い色の外壁にも白色顔料が含まれる場合があり、発生する可能性があります。
ただし、濃色の外壁では白色顔料の劣化速度が遅い傾向にあります。

・チョーキングが起きやすい場所

紫外線の影響を受けやすい場所、日当たりが良い南側、西日が当たる面、高層の部分、バルコニーの壁などは、チョーキング発生のリスクが高いです。

・チョーキング現象の予兆と対処法

早期にチョーキングを発見することが重要です。
表面が粉っぽくなったり、手で触ると白い粉が付くようになったら、すぐに専門家に相談し、適切な対応を取る必要があります。

□チョーキング現象を放置するリスク

放置したチョーキング現象は、外壁に重大なダメージを及ぼすリスクがあります。

1:カビ・コケの発生とその影響

チョーキング現象が進むと、外壁にカビやコケが発生しやすくなります。
これらは外観を損なうだけでなく、カビがアレルゲンを含むことから、人体への悪影響も懸念されます。

2:防水機能の低下と内部構造の腐食

劣化した塗料は防水機能を失い、雨水が外壁を通じて内部に浸透するリスクが生じます。
これにより外壁の内部が腐食し、修理が困難になる恐れがあります。

3:対処の遅れによる費用の増加

チョーキング現象を放置すると、最終的には外壁の貼り換えや、場合によっては内部の修理も必要になり、経済的な負担が大きくなります。
そのため、定期的にメンテナンスすることが大切です。

外壁の塗り替えを検討される際には、今話題のラジカル制御型塗料を採用してみてはいかがでしょうか。
ラジカル制御型塗料は、チョーキング現象を遅らせることが可能ということで注目を集めています。

□まとめ

外壁のチョーキング現象は、見た目だけでなく、建物の健康にも大きな影響を与える問題です。
この現象の原因を正確に理解し、適切なメンテナンスと対策を行うことが、建物の美観と機能性を長期にわたって維持する鍵です。
定期的な点検とメンテナンスは、美しい外壁を守るために不可欠です。