おかちゃんペイントの代表ブログです 代表ブログ 明石市の外壁塗装・屋根工事専門店 おかちゃんペイント

HOME > 代表ブログ > 塗装コラム > 難付着サイディングについて特徴と見分け方を紹介!

難付着サイディングについて特徴と見分け方を紹介!

塗装コラム 2024.11.28 (Thu) 更新
住み慣れた家は、長く住み続けるほどに愛着が増していくものです。
しかし、築年数が経過するにつれて、外壁のメンテナンスが必要になる場面も出てきます。
その中でも、特に「難付着サイディング」の家の場合、適切な対策を知らなければ、思わぬトラブルを招くこともあるでしょう。
この記事では、難付着サイディングの特性や適切な塗装方法、そして塗料選びについて詳しく解説します。
 

難付着サイディングとは?

 
難付着サイディングとは、表面に特殊なコーティングが施されたサイディングボードのことを指します。
このサイディングには、「光触媒」「親水性」「無機」「フッ素」などのコーティング技術が使われており、汚れを防ぎ、色褪せを抑える特性を持っています。
これにより、美しさを長期間にわたって保つことができるため、特に新築時に人気の高い選択肢です。
多くの人が、外壁のメンテナンスをあまり意識せずに済むというメリットから、このタイプのサイディングを選んでいます。
 

1:メンテナンスフリーではない理由

 
このような高機能なサイディングは、一見すると汚れにくく、メンテナンスフリーのように感じられるかもしれません。
しかし、実際には時間とともに劣化が進みます。例えば、築10年以上経過すると、カビやコケが表面に繁殖したり、ひび割れが見られたりすることがあります。
汚れが目に見えにくくても、紫外線や風雨によってサイディング自体が劣化していくため、適切な時期にメンテナンスを施さないと、美観を損ねるだけでなく、建物全体の耐久性にも影響を及ぼすことがあります。
そのため、10年以上経過した段階では、外壁塗装を考慮する必要が出てきます。
 

2:塗り替え時の注意点

 
難付着サイディングにはもう一つの特徴があります。
それは、「汚れが付きにくい分、塗り替え時の塗料が密着しにくい」という点です。通常のサイディングとは異なり、表面が滑らかで塗料がしっかりと乗りにくい性質があります。
このため、一般的な塗装方法や塗料を使うと、塗膜が十分に付着せず、短期間で剥がれが生じることがあります。
 
 

難付着サイディングの見分け方

 
あなたの家のサイディングが難付着タイプであるかどうかを確認するには、以下の3つのチェックポイントを押さえておくことが重要です。
 

1:チョーキングの有無をチェックする

 
「チョーキング」という言葉をご存知でしょうか?チョーキングとは、サイディング表面を指でこすったときに、白い粉が手に付く現象を指します。
一般的なサイディングは、築8~10年を過ぎると塗膜が劣化し、チョーキングが発生します。
これに対して、難付着サイディングの塗膜は耐久性が高いため、10年以上経過してもチョーキングが起こりにくいという特徴があります。
この現象が確認できない場合、難付着サイディングの可能性が高いと言えます。
 

2:築年数を調べる

 
次に、家の築年数を確認しましょう。
難付着サイディングが広く普及し始めたのは、2001年以降です。
この時期に建てられた建物には、光触媒や無機塗料などの技術を取り入れた外壁材が採用されていることが多いです。
築年数が20年以上経過している場合は、これらの技術が使われている可能性が高くなります。
 

3:ラッカーシンナーテストを実施する

 
ラッカーシンナーテストは、難付着サイディングかどうかを見極めるための手軽な方法です。
ラッカーシンナーは一般的な外壁塗料を溶かす力が強い液体です。
通常のサイディングでは、ラッカーシンナーを使うと塗膜が少し溶けるため、表面の色が剥げます。
 
しかし、難付着サイディングの塗膜は非常に強力で、ラッカーシンナーでも溶けにくくなっています。
このテストで塗膜が溶けなければ、難付着サイディングである可能性が高いと判断できます。
テストを行う際は、目立たない部分で行うことをおすすめします。
 

まとめ

 
難付着サイディングは、汚れにくさと美しさを保つという大きな利点を持ちながら、塗り替え時には特有の注意が必要な外壁材です。
汚れやチョーキングの発生が少ないため、塗装のタイミングを見極めるのが難しいと感じるかもしれません。
しかし、見えない部分で劣化が進行している可能性もあるため、定期的なチェックが大切です。
 
もし、あなたの家が難付着サイディングであることが判明した場合、専門業者に相談し、専用の下塗り材や塗料を使用することをおすすめします。
適切な塗装方法を選択することで、家の美しさを長持ちさせ、さらに安心して住み続けることができるでしょう。
サイディングの特性をしっかりと理解し、適切なメンテナンスを行うことで、愛着のあるマイホームをより長く守ることができます。