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スタッコ仕上げの住宅の方へ!吹き付けのメリットと劣化状態の見分け方を紹介!

塗装コラム 2024.09.29 (Sun) 更新

築年数が経つと、家の外壁も劣化してきます。
「そろそろ塗り替え時期かな?」
そう思いつつも、具体的にどのような状態が塗り替えが必要なのか判断できない、費用もどれくらいかかるのか不安…そんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

今回は、外壁材としてよく使われている「スタッコ吹き付け」のメリットと劣化状態の見分け方について解説していきます。

□スタッコ吹き付けのメリット

スタッコ吹き付けは、モルタルを吹き付ける外壁仕上げの方法で、近年では住宅だけでなく、商業施設や公共施設でも多く採用されています。

1:工期が短い

スタッコ吹き付けは、機械でモルタルを吹き付けるため、コテ塗り工法に比べて工期が短く済みます。
一般的な外壁塗装の工程は、足場設置、高圧洗浄、下地補修、養生、塗装、乾燥と、多くの工程を要しますが、スタッコ吹き付けは、これらの工程を効率的に行うことができます。

2:工事価格が安い

スタッコ吹き付けは、手作業に比べて作業効率が高いため、人件費を抑えられます。
また、材料費も比較的安価なため、トータルで考えると、コテ塗り工法よりも安く仕上げることができます。

3:デザイン性の高さ

スタッコ吹き付けは、さまざまなデザインに仕上げることができるのも魅力です。
凹凸のある仕上げや、模様を付けるなど、個性的でスタイリッシュな外壁を実現できます。
しかし、スタッコ吹き付けは、他の外壁材に比べて、劣化しやすいという側面も持ち合わせています。
そのため、適切な時期に適切なメンテナンスを行うことが重要です。

□スタッコ吹き付けの劣化状態の見分け方

スタッコ吹き付けの劣化は、見た目や触感で判断できるサインがあります。

1:ヒビ割れ

スタッコ吹き付けは、他の外壁材に比べて、ヒビ割れ(クラック)が発生しやすいという特徴があります。
ヒビ割れは、大きく分けて3つの種類があります。

・ヘアークラック
髪の毛ほどの細さしかない小さなヒビ割れです。
モルタルではなく、塗膜のみのクラックなので、経過観察で問題ありません。

・乾燥クラック
モルタルの乾燥によって生じるヒビ割れで、モルタルと塗膜に発生します。
幅が狭ければ、すぐに再塗装が必要ではありませんが、幅が広い場合は、雨水の侵入を招く可能性があるので、早急な処置が必要です。

・構造クラック
幅が0.3mm以上、深さが0.5mm以上の大きなヒビ割れです。
モルタルと塗膜に発生し、構造上の問題がある可能性が高いので、早急な補修が必要です。

2:チョーキング

スタッコ吹き付けの表面を触ると、白い粉がつく現象を「チョーキング」と言います。
これは、塗膜が劣化し、表面が粉状になっている状態です。
チョーキングは、雨水や紫外線などの影響によって発生します。
チョーキングが発生すると、外壁の防水性能が低下し、雨水が浸入しやすくなります。
また、美観も損なわれてしまいます。

3:色あせ

スタッコ吹き付けは、経年劣化によって色が褪せていきます。
これは、紫外線による塗膜の劣化が原因です。
色あせは、美観を損なうだけでなく、外壁の保護機能も低下させてしまいます。

4:コケやカビ

スタッコ吹き付けは、他の外壁材に比べて、コケやカビが発生しやすいと言われています。
これは、スタッコ吹き付けの表面に凹凸があるため、水分が溜まりやすく、コケやカビが発生しやすい環境になるからです。
コケやカビは、見た目の悪化だけでなく、外壁の腐食や劣化の原因となります。

□まとめ

スタッコ吹き付けは、工期が短く、工事価格が安いなど、メリットが多い外壁材です。
しかし、劣化しやすいという側面も持ち合わせています。
スタッコ吹き付けの劣化状態を見極めるためには、ヒビ割れやチョーキング、色あせ、コケやカビなどのサインに注意が必要です。
適切な時期に適切なメンテナンスを行うことで、スタッコ吹き付けの外壁を長く美しく保つことができます。