クリア塗装とはどんなもの?メリットとデメリットについて解説!
塗装コラム
2024.05.29 (Wed) 更新
住宅を建てる際にこだわった外壁ですが、塗り替えをしたらその良さが消えてしまうのではと不安な方も多いのではないでしょうか。
そんな方にとって、クリア塗装は非常に有効です。
そこで本記事では、クリア塗装のメリットとデメリットを紹介します。
□クリア塗装とは?メリットと単価相場
クリア塗装は、外壁の保護と美観を維持するための塗装方法で、無色透明の塗料を使用します。
ここでは、クリア塗装の主なメリットについて詳しく見ていきます。
1:外壁の質感を活かせる
クリア塗装は、外壁本来の色や質感をそのままに、美しい光沢を加えられます。
この透明感が、建物の自然な美しさを引き立てながら保護します。
2:耐候性と低汚染性を向上
クリア塗装は、塗料によっては外壁を紫外線や汚染から保護し、汚れの付着を防ぎます。
また、防カビ性能を持つ塗料もあり、湿気が多い地域にも最適です。
3:コスト効率の向上
通常の塗装工程に比べて、クリア塗装は下塗りが不要な場合が多く、工程数の削減により工期短縮とコストダウンが可能です。
4:メンテナンスの容易さ
クリア塗装の表面は汚れが付きにくく、清掃が容易です。
これにより、定期的なメンテナンスの手間と費用を削減できます。
*種類と単価
シリコン、フッ素、無機といった塗料の種類があり、それぞれに耐久年数と単価が異なります。
1平方メートルあたりの単価としては、シリコンは2,000~3,500円、フッ素は3,000~4,500円、無機は3,500~5,500円が目安です。
これらのメリットを踏まえると、クリア塗装はコスト効率と持続可能性を重視する方にとって、非常に魅力的な選択肢となります。
□クリア塗装のデメリット
クリア塗装にもいくつかのデメリットが存在します。
これらを理解し、事前の準備と対策を講じることが重要です。
1:シーリングされた部分には適用できない
シーリング部分にクリア塗装を施してしまうと、剥がれや割れの原因になります。
このため、シーリングが施されている部分は塗装範囲から除外する必要があります。
2:補修跡が目立ちやすい
クリア塗装は透明であるため、下地の汚れや補修跡が目立ちやすくなります。
従って、補修跡や色あせは直せないので最初の塗り替えは早い目をお勧めします。
3:特定の外壁材には不向き
光触媒や撥水処理が施された外壁にはクリア塗装を適用することは推奨されません。
これらの特殊加工が施された表面では、クリア塗料がうまく密着せず、剥がれの原因となることがあります。
□まとめ
クリア塗装は、その美観と保護機能により多くの方に選ばれています。
クリア塗装のメリットとデメリットを理解したうえで、使用するかどうかを判断することが重要です。
外壁塗装を検討している方は、地域密着・高品質の当社までお気軽にお問い合わせください。