漆喰外壁の種類とその魅力とは?塗り替えをはじめとしたメンテナンス方法を解説
塗装コラム
2024.05.25 (Sat) 更新
漆喰の外壁は、その自然由来の素材が持つ独特の特性により、長持ちし魅力的な選択となります。
この記事では、漆喰外壁の種類とその魅力、さらには維持のためのメンテナンス方法について深掘りしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
□漆喰外壁の種類とその魅力
漆喰とは、主に石灰とのりや粘土から作られる日本古来の自然建材です。
壁材として使用されるだけでなく、美しい白色が魅力的で、現代の住宅にも多く用いられています。
漆喰の主な種類と特性を見ていきましょう。
1:本漆喰
本漆喰は最も一般的なタイプで、その純白色は日本の伝統的な建物によく見られます。
天然の成分を使用しており、海藻やのり、麻の繊維などが使われています。
2:土佐漆喰
土佐漆喰は、現在の高知県である土佐特有の漆喰で、本漆喰よりも少し黄みがかった色をしています。
本漆喰とは違ってのりを使用していないのが特徴です。
土佐漆喰は、耐久性と防火性に優れ、古くから価値ある建材とされています。
3:琉球漆喰
琉球漆喰は沖縄県特有の漆喰で、熱帯気候に適した特性を持っています。
高い調湿効果と断熱性で、厳しい夏の暑さを和らげるため、沖縄の伝統建築には欠かせない素材です。
近年ではその機能性が評価されるようになり、沖縄以外の住宅でも琉球漆喰を使用する住宅が増えつつあります。
□塗り替えをはじめとした漆喰外壁のメンテナンス方法
漆喰外壁のメンテナンスは、美観を保つためだけでなく、建物を長持ちさせるためにも必要です。
具体的なメンテナンス方法を紹介します。
1:定期的な清掃
軽い汚れはブラシや消しゴムで洗い流せます。
汚れやカビが生じた場合は、専用のクリーナーを使用して丁寧に掃除することが推奨されます。
2:ひび割れの修復
漆喰外壁は時間と共にひび割れが生じることがあります。
これを放置すると水が浸入し、内部の構造物を損傷させる原因にもなりますので、見つけ次第、ひびに漆喰を塗って埋めるといった補修作業を行うことが大切です。
3:塗り替え
外壁の漆喰が大きく劣化している場合は、塗り替えが必要です。
これには専門の会社に依頼するのが一般的です。
定期的に塗り替えを行うことで、外壁は再び新しい状態に戻ります。
□まとめ
漆喰外壁は、その美しい見た目と特性で、多くの家庭で選ばれています。
剥がれたり汚れたりすることもありますが、適切なメンテナンスを行うことで、その美しさと機能を長期間維持できます。
この記事で紹介したメンテナンス方法を参考に、持続可能な美しい家づくりを目指しましょう。