サイディングの剥がれが起きる原因は?DIYの補修方法も併せて紹介します!
塗装コラム
2024.04.06 (Sat) 更新
自宅のメンテナンスは日々の生活の中で避けられないものです。
特に、サイディングの剥がれに気づいた時、その重要性と適切な対応方法を知りたいと思うのではないのでしょうか。
この記事では、サイディング剥がれの原因と対策方法をわかりやすく解説します。
専門的な知識がなくても、この情報をもとに自宅を守るための一歩を踏み出せるでしょう。
□サイディング剥がれの原因とは?知っておきたい3つのポイント
サイディングの剥がれには、主に3つの原因があります。
この部分では、それぞれの原因を解説し、自宅のサイディングがなぜ剥がれたのかを理解する手助けをします。
*経年劣化
経年劣化はサイディング剥がれの最も一般的な原因です。
築15年を超えると、外壁の防水機能が低下し、雨水を吸収しやすくなります。
また、シーリングの貫通切れや剥落も同時に起こると、サイディングボードの側面や裏面などもともと防水性能が備わっていないところに水分や湿気が入り込みます。
これが続くと、サイディングは脆くなり、剥がれてしまうのです。
外壁が湿っている、冷たい感触がある、コケが生えているなどの兆候が見られる場合は、経年劣化が進行している証拠かもしれません。
*直貼り工法
直貼り工法で建てられた家は、躯体とサイディングボードの間に空間がないため通気性が悪く、湿気が溜まりやすく、それが剥がれの原因になり得ます。
特に、新築から10年程度で剥がれが見られた場合には直貼り工法の可能性が高いです。
(現在は法律で直貼り工法は禁止されております)
家の外壁と基礎の間に水切り板金がない場合は、直貼り工法である可能性があります。
*塗装の不具合
最近塗装をしたにもかかわらず剥がれている場合、塗装の不具合が原因かもしれません。
適切な乾燥時間を守らなかった、塗料の配分が適切でなかった、外壁に合わない塗料を使用したなど、さまざまな理由が考えられます。
このような状況では、施工会社に相談して対処を依頼することが重要です。
□自宅でできる!サイディング補修のステップ
DIYによるサイディングの補修は、適切な知識と手順を踏めば自分でも可能です。
ここでは、事前準備から塗り工程まで、基本的なステップを紹介します。
1:事前準備
安全を確保するため、高所での作業が必要な場合は専門会社に足場の設置を依頼しましょう。
そして、高圧洗浄機を使って外壁の汚れを落とします。
この時、汚れが残っていると後の工程で塗装が剥がれる原因になるので注意が必要です。
2:下地処理
外壁が乾燥したら、ひび割れなどの補修を行い、サンドペーパーで滑らかにします。
この工程は塗料の密着を高めるために非常に重要です。
3:塗り工程
塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3ステップで行います。
下塗りをした後はしっかり乾燥させ、その後中塗り、上塗りを行いましょう。
特に中塗りと上塗りは同じ塗料を使用し、二度塗りすることで仕上がりの美しさを高めます。
□まとめ
サイディングの剥がれは見た目の問題だけでなく、家そのものの耐久性に関わる重要な問題です。
剥がれの原因を正しく理解し、適切な対策を講じることで、家を長持ちさせられます。
DIYでの補修も可能ですが、安全や正確性を考慮して必要に応じて専門会社に依頼することも忘れずに。